親よりも 長生きするのが 親孝行。

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最近読んで、面白かった本。インスタント食品会社によるプロパガンダに警鐘を鳴らす。

「おっかさんはぼくをゆるしてくださるだろうか。」(by,KENJI MIYAZAWA「銀河鉄道の夜」)友人の身代わりになって死んでしまったカンパネルラの魂が、突然呟いた、一言。こっからこんな感じに続きます。「ぼくはおっかさんが、ほんとうに幸になるなら、どんなことでもする。けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸いなんだろう。」「ぼくわからない。けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸いなんだねえ。だからおっかさんは、ぼくをゆるして下さると思う。」

もう、自分は死んでしまっているのに、誰かの幸せを、願い続けるカンパネルラ。

てか、これを読んでもしみじみ思うんですけど、親よりも早く死ぬことは、何よりもの親不孝だと、家庭教育で当たり前に教えていたんでしょうね。長いこと。…当たり前に教えていると思っていることが、当たり前すぎて漏れてたりすることってたくさんあると思う。けど、一つづつ、しっかり伝えないといけないよね。「親よりも早く死ぬのは一番の親不孝だ」とかさ。

去年、自分の母親を看取ったということで、親不孝者にしないでくれた母に、感謝を捧げます。しかもおかげさまで私なんて足元にも及ばない大先輩の皆様と、「母を見送った」件について想いを寄せ語り合うことができることは、恐ろしく光栄で、さらに、私の成長を何よりも望んでくれていた母へのはなむけにもなると思ってます。

お金も名誉も何もかも、しれっと手の中から消えてしまうものだけど、感情や感動は、どんなに拭い去ろうとしてもそこにずっとあるもの。
私の尊敬するたくさんの先輩方が、親の死を乗り越えられずにいる現状がある。そんな中で、共に分かり合える感情があるなんて、それほど光栄なこともなく。ありがとう、母。

にしても、一定の何かを成し遂げてる人って、やはり割と厄介な親御さんをお持ちなんですよね。良くも悪くも。でもそこから湧き上がる、ハングリー精神から、誰もが認める人材になってるわけで。まず、私の尊敬する先輩方のご両親で、ほんわか優しくてソフトな方は皆無。当然、のびのび育てられている方は一人もおられません。厳しく理不尽な親こそが、類稀なる人材を育てるわけです…まあ、結果論ですけど。

マザコン、世にはばかる。

あ、マザコンが世にはばかってるのではなく、世に憚っている方はマザコンという意。それは大きく2種類に別れますけどね、プレスリータイプと、ジョンレノンタイプ。大好きも、大嫌いも、同じ意味なのが、不思議。そんなもんなんだね。

こんな鈴虫の音色がキレイな夜は、岡本太郎のお母さん、かのこの言葉が母を失った傷跡にすんごい染みまくる。どんだけ無垢で聡明な女性だったんだろう、岡本かのこ。

「遺産なき母が 唯一のものとして 残してゆく死を 子らよ受けとれ」

 

投稿者: manbosblog

広島の県北、北広島町でカサコソ制作作業をしつつ、インドネシアのコーヒー、紅茶、塩の輸入をしてます。時々、産地視察と探検で日本を離れております。以前のブログは→https://manboblog.exblog.jp/ (株)ライフデザインマンボ 代表取締役

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